未知との邂逅
des rencontres d'étrangers
tweet récrit, 28 octobre 2021
中二のときの国語の先生とはとにかくソリが合わなかったのですが,だからこそ却って記憶に残っている授業があって。先生はときどき,私鉄の車窓に民家の連なりが間近に迫って流れていくさまを見て寂しさを感じると仰いました,ここにもひとが生活していることが見て取れるのに,いきなりその家のもとを訪ねて行ってインターホンを押すことは決してないし,そのひとたちとは一生関わることがないまま人生は進んでいくんだって考えて。そこだけが妙に共感できて,鮮やかに思い出されます。クラスではあんまりピンとこないひとが多かったようで,授業としてはあんまりうまくいっていなかったみたいなのは,ぼくから見ても少し残念でしたが。
ツイッターはすごいなあって思います,ふつうだったら出会わないようなひととも顔見知り(アイコン見知り?)になることができて。先生,ぼくの勝ちです。